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混血ザル処分について |
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「混血ザル処分本当に必要か」林さんの意見に賛成です。
数ヶ月前に混血ザルの記事を読んだとき、
和歌山県のアンケートの内容も含めて何かがおかしいと思ったことを思い出しました。
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日本霊長類学会の方々が、
このままでは数十万年かけて確立したニホンザルが絶滅するのではないかと
心配している様子もわかります。 |
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また、県の職員達が、捕獲に速やかに着手するようにと言う学会からの要望書を前にして、
アンケートを作成せざるを得なかった様子もわかります。 |
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しかし、生物というのは、常にさまざまな遺伝子を交換しながら、
進化してきたのではないでしょうか。
そして、さまざまな混血を作ることにより、
どのように環境が変化しても、誰かが生き残れれば、
その種の絶滅から防ぐことが出来るのです。 |
現在のニホンザルも、元は同じ先祖であったと思われますが、
それぞれの地域で進化させた
タイワンザルやアカゲザルの遺伝子を取り込みあと十万年もすれば、
今よりもっと進化したニホンザルが、誕生すると思います。
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私は、日本人は混血だからすばらしいと思っています。
縄文人、弥生人、北方系、南方系・・・
よくぞ、こんな島まで歩いて、または舟でやって来たものだと思います。
「日本人の純血を守るために縄文系のみ子孫を・・・」
なんて法律が、できたら楽しくないでしょう。 |
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私も、自然に任せるべきだと思います。
今のニホンザルを保存したいのであれば、霊長類学会の方々が、中心になって、
一定の数にしぼって純血を保存すればいいと思います。 |
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(朝日新聞「声」の欄に投稿するが、ボツ) |
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